化学組成はH2O。
密度は1気圧0℃において917キログラム毎立方メートル(kg/m3)で、水より軽い。このため氷は水に浮き、水が凍ると体積が増える。
氷と水が共存する温度、すなわち氷の融解点あるいは水の凍結点は、空気で飽和した水の場合1気圧で0℃である。
氷の融解点は、圧力が1気圧増えるごとにおよそ0.01℃下がる。したがって、圧力が、たとえば100気圧ならば、氷は零下1℃で融け、水は零下1℃で凍り、1000気圧ならば、氷は零下10℃で融け、水は零下10℃で凍る。
この性質を利用して、スケートやスキーが氷の上で滑るのは、0℃以下の温度でも圧力が加わると水が発生するためであると説明された時代があったが、これは誤りである。
スケートやスキーが滑るのは氷面に生じた薄い水膜のためではあるが、水は、圧力ではなく、運動による摩擦熱で発生すると考えられている。